バニラビーンズ
バニラには110種類を超える品種があると言われています。
その中で有名かつ世の中に商業用として出回るのはほとんどこの2種類です。
- バーボンバニラン
- タヒチアバニラ
1.バーボンバニラはキャラメルに近い甘い香りが特徴で、カスタードやアイスクリームなど我々の身近なバニラだと言えます。
2.タヒチアンバニラは私の印象では、一流と言われるホテルやレストランで使われることの多いバニラというイメージがあります。香りで比べるとすればタヒチアンバニラの方が濃厚で濃いと思います。
バニラ味と言われればアイスクリームを思い浮かべるほど日本ではバニラ=アイスの味という印象が強いですが、西洋ではアイスクリームだけでなく、飲み物、デザート、乳製品、コーヒーなどの使われてきました。
そもそもなぜあのいい香りをデザートに使うことが多いのか?
何故ならバニラなどの香料はデザートとでよく使われる卵臭さや牛乳のクセを和らげてくれるので特に卵を使うときなどに重宝されてきました。
スーパーのバニラ
スーパーでよく見かけるバニラについて。
- バニラエッセンス
- バニラオイル
1.バニラエッセンスとは、バニラの香気成分だけをアルコールで抽出したもの。
2.バニラオイルとは、バニラの香料成分をオイルで抽出したもの。
バニラエッセンスとバニラオイルの使い分けとしては火を入れないものはエッセンス、火を入れるものにはオイルにするのをお勧めします。火を入れるお菓子の場合エッセンスでは香りが飛びやすいのでオイルの方が香りが残ります。
バニラの花言葉
バニラの花言葉は『永久不滅』
バニラの花の寿命はたったの1日です。ですが、花言葉は『永久不滅』。由来はバニラと言われれば共通してみんながバニラの香りを思い浮かべられるほど記憶に残り消えないことからこの花言葉になったそうです。
「Vanilla」というのはスペイン語で<小さなサヤ>という意味です。
私がレストランに勤めていた頃は、バニラビーンズではなくバニラのさやと一人だけ言っていたのを思い出します。そもそも料理を始めるまでバニラビーンズの存在を知らずにバニラは醤油のように液体だと思っていました。
初めてバニラを使わせていただいたときに粒をしごくのが弱く粒が残っていることがあり、怒られていたことを思い出します。
バニラは捨てない
バニラの香りは本当に強く液体などに香りを移した後でも、香りは消えません。そのため、お勧めするのはバニラシュガーです。グラニュー糖を瓶などに入れそこに使い終わったバニラの入れておけばグラニュー糖に香りが移り様々なものに使うことができます。